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新たに試験所品質マニュアルと内部監査を追加
国際商取引では,校正証明書や試験成績書には,認定された校正機関又は試験所の証明が要求されます。
今後,製品は,国家,または国際標準にトレーサブルである証明が必要です。
顧客はメーカに必ずISO17025による証明を要求します。
ISO 9000・2000年改正,ISO/TS16949 新JISで大きくクローズアップ。
新刊好評発売中!
バインダー装幀本(A4・約170頁)
定価:30,100円(消費税込)+送料
※CD-ROM版 、CD-ROM版+バインダー装幀本もあります。
◎編著 :
岩田英夫氏
電子理化工業(株)技術顧問
工学博士
●必要な頁がすぐ検索できる。CD-ROMに含まれる文書ファイル(PDF・アクロバット形式)は,著作権上直接書き替えはできません。
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このボタンをクリックすると『最新版 試験所・校正機関のISO/IEC17025 適合マニアル−バインダー装幀本』が買い物カゴに入ります。
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著者からのおすすめ
1960年代から1970年代初めにかけての日本経済大発展を支え,世界にその品質の良さを認知させた日本独特の品質管理システムも,世界の潮流には逆らえなかった。ISO9001に見られるように,世界共通の管理標準の下で生産された製品でなければ,国際商取引に参加できない事態に立ち至ったのである。
試験所についても事情は同じであり,欧米が法律などにより,商取引する製品の「試験成績書」は,ISO/IECガイド25によって認定された試験所発行のものであることを義務付けた。勿論,その試験に使用する計測・計量機器の校正機関が発行する「校正証明書」も然りである。
遂に,日本の試験所・校正機関でも1997年より国際標準に則った認定証取得が始まった。今後ますます,認定取得要求が強まるであろう。何故なら,試験・校正の依頼者は,認定取得した所とそうでない所のどちらを選ぶであろうか。答えは明白である。
事ここに至れば,試験所や校正機関は早かれ遅かれ認定取得を考えねばならないであろう。そうなれば,できるだけ効率良く取得したいものである。
そこで,国際標準に適合するシステム構築や文書化の具体的な手引書があれば,実務担当者は余計な時間や労力を使わないで済むのではなかろうか。こんな思いで,2000年2月に(株)新技術開発センターより本書を発行し,その後,2回の改訂を行ってきた。
今回,ISO/IEC17025の2005年版改訂に伴い,それに対応するべく改訂を行った。又,前回発行以降に得た学習成果(審査,指導,講演など)も取り入れた。
本書は,試験所認定制度や規格要求のあるべき姿について議論するのではなくて,それはそれとして,著者の長年の試験所運営経験を基に,こうすれば,規格の要求事項を満たすことができるというような実務的なところにポイントを置いた。是非,この最新版をご活用下さい。
岩田英夫
内容項目
はじめに
第1章 試験所・校正機関認定制度の概要
- 1.1 日本における試験所・校正機関認定の現状
- 1.2 認定機関と認定の仕組み
- 1.3 現地審査
- 1.4 認定登録の維持と更新
第2章 ISO/IEC 17025の要求事項と要点
- 2.1 ISO/IEC17025 の改訂経過及び特徴
- 2.2 管理上の要求事項
- 2.2.1 組織
- 2.2.2 マネジメントシステム
- 2.2.3 文書管理
- 2.2.4 依頼,見積仕様書及び契約の内容の確認
- 2.2.5 試験・校正の下請負契約
- 2.2.6 サービス及び供給品の購買
- 2.2.7 顧客へのサービス
- 2.2.8 苦情
- 2.2.9 不適合の試験・校正業務の管理
- 2.2.10 改善
- 2.2.11 是正処置
- 2.2.12 予防処置
- 2.2.13 記録の管理
- 2.2.14 内部監査
- 2.2.15 マネジメント・レビュー
- 2.3 技術的要求事項
- 2.3.1 一般
- 2.3.2 要員
- 2.3.3 施設及び環境条件
- 2.3.4 試験・校正の方法及び方法の妥当性確認
- 2.3.5 設備
- 2.3.6 測定のトレーサビリティ
- 2.3.8 サンプリング
- 2.3.8 試験・校正品目の取扱い
- 2.3.9 試験・校正結果の品質の保証
- 2.3.10 結果の報告
第3章 試験・校正の技術要件
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- 3.1 トレーサビリティ
- 3.2 不確かさ
- 3.3 技能試験
第4章 システム構築と運用
- 4.1 認定機関の選定
- 4.2 システム立案
- 4.3 システム運用
- 4.4 見直し
第5章 内部監査の進め方
- 5.1 内部監査の必要性と役割
- 5.1.1 監査の持つ意味
- 5.1.2 内部監査の必要性
- 5.1.3 ISO/IEC17025 における内部監査の特徴
- 5.1.4 内部監査の役割と使命
- 5.1.5 監査員に要求されること
- 5.1.6 内部監査のプロセス
- 5.2 内部監査実施の準備
- 5.2.1 チーム編成と業務分担
- 5.2.2 監査範囲と基準文書
- 5.2.3 チェックリストの作成
- 5.3 内部監査の実施
- 5.3.1 オープニング会議
- 5.3.2 監査の実施
- 5.3.3 監査内容のメモ
- 5.4 指摘事項の抽出(監査員ミーティング)
- 5.4.1 不適合項目の整理
- 5.4.2 指摘事項の決定
- 5.4.3 指摘事項の事前説明
- 5.5 結果のまとめとフォローアップ
- 5.5.1 クロージングミーテイング
- 5.5.2 報告書の作成
- 5.5.3 是正結果のフォローアップ
- 5.5.4 経営者レビューへの反映
第6章 品質マニュアルの書き方と見本
- 6.1 文章記載の基本
- 6.2 品質マニュアルの構成
- 6.3 記述のポイント
- 付属書1 品質マニュアル見本
- 付属書2 鉄鋼化学試験所品質マニュアル例
あとがき
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